2-2-3 プロテスタンティズムと精神の貧困化

プロテスタンティズムは偶像を否定した。今日誰もがその意味を問うことなくイースターやクリスマスを祝っている。

教会の力は弱まり、シンボルの力も弱まった。シンボルに飢えた西洋人はこぞってアジア的なシンボルに群がり始めた。

この精神の貧困化は悲しむべきものではなく、意味があると私は考える。

なぜなら、シンボルを失った人間は、自分の夢の中で「影(シャドウ)」「アニマ」「老賢者(意味)」の3つの元型との戦いを経験する定めだからである。

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